伊良コーラ「東大の桜毛虫」
『伊良コーラ「東大の桜毛虫」』です。2022年6月より同ブランドが展開している「日本を、飲む。」シリーズの第四弾のクラフトコーラです。
桜毛虫(サクラケムシ)とは、モンクロシャチホコと呼ばれる蛾の幼虫で、桜などのバラ科の植物に好んで食べるそう。サクラケムシそのものも美味しいらしいのですが、桜の葉を食べたサクラケムシの糞には桜の葉にある芳香成分クマリンが残留し、桜の香る虫糞茶の材料として有名なのだそうです。今回は伊良コーラ代表の小林氏自ら、秋口に東京大学内の桜の木の下を探索し糞を採取。シロップの原料としてモンクロシャチホコのフンが投入されています。
瓶の蓋を開けたときに確かに感じる桜の香りに大変驚きました。平たく言ってしまえば、普通に桜フレーバーの伊良コーラです。桜の花びらも入っているのだろうと勘違いしたほど、華やかで鮮やかな味わいです。
道端に落ちている何気ないものが、実は物凄く価値のあるものかもしれないということを、このコーラを飲んで思い知りました。