Coca‑Cola Original (Mexico)

 『Coca‑Cola Original (Mexico)』です。メキシコの有糖のコカ・コーラは、なんと現在三種類存在します。「世界一美味しい」と称される、甘味料にケーンシュガーのみを使用した俗にいう「メキシカンコーク」。日本と同様に砂糖と異性化糖の混合の「Coca‑Cola Original(これ)」。そしてスクラロースを添加しカロリーをおよそ三分の二にした「Coca‑Cola Original Reducida en Azúcar」です。
 肥満体国であるメキシコでは2019年より、高カロリーや砂糖が多量に入った食品や、人工甘味料を使用している食品には、それぞれ警告表示を行うことが義務付けられました。勿論コーラも例外ではなく、画像二枚目の8角形の図形と直下の文言がその警告となります。8角形には左から「過剰なカロリー」「過剰な糖分」と書かれており、下には「カフェインが含まれているため子供にお勧めしません」と書かれています。
 最初に説明した有糖のコカ・コーラ三種を見極めるのは簡単で、これにスクラロース使用の警告が追加されているのが Reducida en Azúcarです。また、メキシカンコークは基本米国への輸出向け瓶飲料なので、この警告が書かれていません。ただし瓶のメキシコ製コーラだかといってメキシカンコークであるとは限りません。その場合ももちろん警告表示が付いていますが、以上のことを知らずに購入されている例がSNS上でも散見されるため、注意が必要です。
 日本のものより少しあっさりと、のっぺりとした味わいです。こういった味わいのコーラは他国にもあるのですが、美味しいケーンシュガー1本のメキシカンコークの味を知っているためか、メキシコ製コーラとして飲んでしまうと微妙な味に感じてしまいました。

Coca‑Cola Original (Mexico)、正面

Coca‑Cola Original (Mexico)、横面

Coca‑Cola Original (Mexico)、横面2
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