空水コーラ

 『空水コーラ』です。国内外のコーラ事情に精通し、愛くるしく人気と実力を兼ね備えた、今や日本を代表する偉大なコーラの専門家、空水りょーすけ氏が開発・製造を行ったクラフトコーラです。
 15年にも渡るコーラ活動の中で1000種類以上のコーラを飲んできた同氏。その中で特に美味しかった上位三種類のフレーバーが「ライチ」「ラフランス」「メープルシロップ」でした。そして「全部混ぜりゃもっと美味しいじゃーん!」という短絡的な発想のもと開発がスタート。終わりの見えない苦節の開発期間(4時間)の末、同氏にとって理想的なコーラシロップが出来上がりました。
 ラベルデザインは、空水氏の夢にも出てきたほどインパクトのある、ドイツのFritz-kolaパクったオマージュしたものを採用。同氏の暑苦しくお世辞にも整っているとは言い難い顔面がモノクロ二階調に印刷され、一体誰が好き好んでこんなものを買うのでしょうか。「味は好きだけどラベルがキモくて買えない」という方のため、一応ありきたりな浜辺のイラストを貼り付けたラベルも並行して販売しています(味は一緒)。
 「コーラは引き算が美学、小難しい原材料やスパイス感など朕のコーラには不要」という設計思想のもと、原材料の種類は最小限としスパイスもコーラ感を引き出すための最低量にしています。カルダモン・シナモン・クローブは他のクラフトコーラメーカーさんもコーラ感を出すために入れていますが、個人的には「ナツメグ」がコーラ感を単体で引き出すのに最も重要なスパイスだと考えているのでスパイスの中では一番多く入れています。
 ライチを主体とし、ラフランス・レモンを織りなす圧倒的なフルーティー感が持ち味で、メープルシロップの奥深い味わいとスパイス感とで、前半の強い味わいから急降下しないようにバランスを取っています。原材料数が少ないことによりそれぞれの素材の味わいと役割が判然とし、単純明快ながら奥行きのある味わいに仕上がっています。また、「ぬるくなっても、薄くなっても、炭酸が抜けても美味しく」という目標もあり、それもある程度達成しているのではないかと思います。
 ふざけた紹介となりましたが、自分の名を冠している以上、味に妥協は御座いません。これまで沢山のコーラを飲んできましたが、それらの中でも一番美味しいと自分が感じたため、自信をもって発売させて頂きました。

空水コーラ

空水コーラ、正面

空水コーラ2、正面

空水コーラ、背面

空水コーラ、グラス
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