




『崂山可乐(China)』です。読み方は「ラオシャンコーラ」です。中華人民共和国・青島市に本社を置く飲料メーカー、「Qingdao Laoshan Mineral Water Co., Ltd.(青岛崂山矿泉水有限公司)さんが販売しています。
崂山可乐は1950年代前半(一般には1953年頃)に開発された、中国における初期の国産コーラの一つであり、西側飲料の代替として誕生しました。1980年代までに中国国内で広く定着しましたが、1979年の米中国交正常化以降、The Coca-Cola Company など外資系ブランドが進出し、市場環境は大きく変化しました。
その後、青岛崂山矿泉水有限公司とコカ・コーラ社の合弁事業や市場競争の影響を受け、崂山可乐は1997年頃に生産停止となり、市場から姿を消しました。しかしブランド自体は存続しており、2000年代に入るとローカルブランド再評価の流れや懐古的需要を背景に再整備が進められ、2008年に再発売されました。現在では青島を中心としたローカルコーラとして親しまれています。
ナツメ、トウキ、カルダモン、ガランガル、クローブなど、10種類以上の伝統的な中国薬草が使用されており、日本のクラフトコーラにも通じる素材構成となっています。味わいは一般的なコーラというより、やや穏やかな風味のルートビアに近い印象を受けますが、コーラらしい甘味や香りもしっかりと感じられ、中国の歴史や文化を感じさせる個性的な銘柄です。