三ツ矢クラフトコーラ(ペットボトル)

『三ツ矢クラフトコーラ(ペットボトル)』です。アサヒ飲料から遂に出ました。明日発売ですが近所で売ってたので購入。アサヒ飲料は2010年の「green cola」以降、ウィルキンソンコーラやドデカミンコーラの様な同メーカー内での他ブランドを掛け合わせたコーラしか出していませんでした。しかし今回はgreen cola以降、満を持してコーラフレーバー一本で勝負をかけにきており、10年ぶりのアサヒ飲料が生み出す純粋な新作コーラといえるでしょう。
 ラベルは深い小豆色をしておりシックなデザイン。かつて「自然派」を謳っていたgreen colaも真っ黒なラベルでしたが、アサヒ飲料が持つ「自然」や「クラフト」といったイメージは、こういう落ち着いた色合いなんですね。今回の大きな特徴として、やはり三ツ矢ブランドを前面に押し出している点でしょうか。ここ数年、アサヒ飲料は三ツ矢ブランドから色々なドリンクを販売していますが、そういった面からみても、こちらが通年販売ではなく、期間限定の販売であることが予想できるでしょう。 
 ラベルの上部には「craftsmanship」と書かれていますが、これは「熟練の職人技」という意味らしく、他の三ツ矢ブランドの飲料には見られない表記です。また、ラベルの下には亀のマークが描かれていますが、知り合いがアサヒ飲料に問い合わせたところ、「甲羅」と「コーラ」をかけているようで、真面目なデザインにギャグ要素を入れてくるのも心憎いですね。
 さて、三ツ矢関連のドリンクに出てくる「フルーツクオリティ製法」の表記ですが、こちらだと単純に「非加熱製法」となっています。ちなみにgreen colaの時代だとフレッシュクオリティ製法という表記になっていましたが、いつ頃から変化したのかは定かではありません。
 口に含むと感じるのはクラフトコーラ独特のスパイス類の香りです。完全なマス向けの商品のため全体的に控えめですが、よく再現がなされていると思います。そのあとに半歩遅れてくる甘さはまったりとしていますが、それは通常の三ツ矢サイダーよりもかなり甘く設定されているのに加え、結構な微炭酸であることも原因かと思います。
 現在は冬ですから、爽快感よりもクラフトコーラの深い甘さを感じさせることを優先させたのでしょう。余韻の柑橘感もやや控えめで、三ツ矢ブランドとしては珍しいまったりとした感じです。ちなみに先のgreen colaにはレモン果汁が入っていましたが、こちらは無果汁です。柑橘と8種のスパイスエキスが入っているとはいえ、何か果汁が入っていた方が良かったかなあと個人的には思いました。
 それにしても初日から78円という値段は驚異的。ほぼ人工甘味料を使用したポッカサッポロのクラフトコーラがあれだけ盛り上がったので、今回はそれを上回るほどのクラフトコーラという単語の世間への浸透が想定されるでしょう。おまけにコンビニで無料クーポンも配りまくってますし、短期間とはいえ本気でクラフトコーラ界の天下を取りにきていますね。今後に期待です!!!
  2023年5月9日追記
 2023年4月11日にリニューアルされ、デザインと味が刷新されました。淡いクラフト紙のような背景に文字はやや掠れているような感じになり、アンティーク風となりました。また、味自体もスパイス料理研究家のカワムラケンジ氏監修の下、元々8種類だった使用スパイスに更にシソと山椒が加えられています。ちなみにJANコードに変更はりません。
 味わいは以前のものに感じていた若干後味にあった雑味が取り除かれており、三ツ矢サイダーのコーラという味になっており、私としては嬉しい改良となっていました。クラフトコーラの味わいとして見ると少々物足りなく感じますが、大勢の方が飲むでしょうからこれくらいが良いのかなと思います。

2023年4月11日~

三ツ矢クラフトコーラ(ペットボトル)、20230411~、正面

三ツ矢クラフトコーラ(ペットボトル)、20230411~、横面

三ツ矢クラフトコーラ(ペットボトル)、20230411~、横面2

三ツ矢クラフトコーラ(ペットボトル)、20230411~、横面3

2022年11月18日~
パッケージがリニューアルされているだけで、以前のものと中身は変わっていません。

三ツ矢クラフトコーラリニューアル、正面

三ツ矢クラフトコーラリニューアル、横面

三ツ矢クラフトコーラリニューアル、正面2

三ツ矢クラフトコーラリニューアル、横面2

2022年1月18日(発売日)~

三ツ矢クラフトコーラ、正面2
三ツ矢クラフトコーラ、横面
三ツ矢クラフトコーラ、ラベル
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