



『背徳ギルティコーラ』です。2026年10月上旬頃からドン・キホーテの店頭で見かけるようになったバニラチェリー味のコーラで、販売元はアシードグループの「アシードビバレッジプラス株式会社」さんです。ドン・キホーテで販売されている商品ではありますが、現時点では同店のプライベートブランドと断定できる情報は確認できていません。
まず目を引くのは、ピンクと黒を基調とした非常に派手なパッケージです。「今日はいい子をやめる。」「背徳、上等。」といった挑発的なコピーが並び、中央には「爆弾ハイカロリー 500kcal」の文字が大きく配置されています。そして、この「500kcal」は誇張でも何でもなく、500ml缶1本あたり本当に500kcal。100mlあたりでは100kcalとなり、一般的なコカ・コーラの45kcalと比較すると実に2倍以上です。炭水化物も100mlあたり26.3g、1缶では131.5gに達します。
アシードグループとバニラチェリー味の組み合わせは今回が初めてではなく、過去にもドン・キホーテ向けに「Vanilla Cherry Cola」を製造していました。少なくとも2018年には同系統の商品が存在しており、筆者も後年販売されたものを購入しています。当時の商品は100mlあたり53kcalでしたので、同じバニラチェリー系統でありながら、本作ではカロリーがほぼ倍増したことになります。
また2026年は、サントリーの「ギルティ炭酸 NOPE」が大ヒットするなど、「甘い」「濃い」「高カロリー」といった、本来なら欠点にもなり得る要素をあえて商品価値として前面に押し出す飲料が目立った年でもあります。私はこうした商品を勝手に「ギルティ飲料」と呼んでいますが、本作はその中でもかなり極端な一本と言えるでしょう。さらに同時期のドン・キホーテでは「ペプシ CHERRY」やチェリーを連想させる「ペプシ BIG ZERO Americana」、一部店舗では輸入品の「Coca-Cola Cherry Float」も販売されており、日本では決して定番とは言えないチェリー系コーラが妙に充実している状況も興味深いところです。
グラスに注ぐと見た目はごく普通の茶褐色のコーラですが、口に含んだ瞬間から暴力的な甘さとチェリーフレーバーが一気に押し寄せます。香りにはバニラらしさを感じるものの、味としてのバニラ感はそれほど強くなく、筆者としては「チェリーコーラ味のガムシロップ」という表現が最もしっくりきます。「背徳」というより、ここまで来るともはや「無謀」と呼びたくなるほどで、とても一度に500mlを飲み切れるような甘さではありません。
試しに炭酸水で1:1に割ってみたところ、むしろ一般的な甘いコーラとして丁度よい濃さになりました。さらに無糖ヨーグルトにかけても相性が良く、飲料としてそのまま楽しむより、コーラ味のシロップとして使った方が本領を発揮するのではないかと思えてきます。
話題性という意味では非常に面白く、コーラ好きとしてこうした振り切った商品が登場すること自体は大歓迎です。一方で、NOPEの100mlあたり56kcalから一気に100kcalまで来てしまった以上、これ以上「高カロリー」を競う方向へ進むのは少々心配でもあります。ギルティ飲料は、たまに飲むからこそ面白いもの。次は600kcal、700kcal……などということにならないよう、飲料各社には適度なところで自重していただきたいところです(笑)。
また、こちらのコーラのレビューや分析はyahooニュースにも掲載しておりますので、こちらも是非ご覧ください!
普通のコーラの2倍超!500kcalの激甘「背徳ギルティコーラ」が映す2026年コーラ市場
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/20ae1ac358e05f4361ae1f429c072078a5fd05b7